小学校で2020年からプログラミング学習が必須化され、2025年1月の大学入試共通テストでも必須科目となったことからプログラミングを小学生から学ぼうと考えているご家庭が多くなってきました。
近年では学習ツールとしてオンラインが増加しています。新しい習い事として定着しつつあるプログラミングもオンラインスクールがあり、次のように思っていらっしゃる方は多いと思います。
オンラインのプログラミングスクールってあるけど、全くしたことない子だから家で親が付きっ切りで見てあげないといけないの?
オンラインのプログラミングスクールだと分からない時に質問できないんじゃないの?
初心者にはやっぱり対面のプログラミング教室がいいんじゃないの?
この記事では子ども向けのオンラインのプログラミングスクールのメリット・デメリットを対面教室と比較してご紹介します。
デジタル技術を学ぶプログラミングにおいて、オンラインスクールは学び方もデジタルで、魅力がたくさんあることがお分かりいただけます。
オンラインスクールの学び方
まず、オンラインでの学び方についてですが次の2通りあります。
- 動画視聴して学習をすすめる
- リアルタイムで受講
詳しく見ていきます。
動画視聴して学習をすすめる
いつでも好きな時間にあらかじめ用意された動画を見て、各自の課題を進める。
課題で質問があれば、チャットやメールで質問できます。
スクールによっては、決められた時間であればリアルタイム質問できる場合もあります。
リアルタイムで受講
決められた時間にZoomなどでつないでリアルタイムで受講します。
スクールの講義を生中継している場合もあれば、マンツーマンの場合もあります。
先生1人につき、生徒数人で受講していることスクールが多いです。
講義のあとはそれぞれの課題に取り組んでいきます。質問があればすぐに対応してもらえます。
画面を共有している場合には「進んでいないな」と先生が感じると声掛けをしてくれます。
また同時に受講している子どもがみんな同じ内容であるとは限りません。
子どもそれぞれのペースでカリキュラムを進んでいる場合が多いにあります。
このあたりは学習塾のオンライン学習とは異なるところです。各スクールでカリキュラムは様々なので問い合わせや、体験で確認して下さい。
オンラインスクールのメリット・デメリット
オンラインスクールのメリット
- 他人に影響を受けず、子どものペースで学習を進められる
- 自分でやり抜こうとする力がつく
- 受講以外の時間にも予習復習をすることができる
- 多彩なコース設定、上位コース設定
- 送迎の必要がいらない
- どんなことを学んでいるか保護者が見ることができる
対面教室からオンライン校も開設したプログラミングスクール「Tech Kids School【テックキッズスクール】」のメンター(先生)と保護者のコメントでこんな内容がありました。
「オンラインになって、周りの子に関係なく集中している生徒様が増えたように思います。画面共有しているので、メンターも生徒の気を散らすことなく静かに見守ることができます」
「今までならわからないとすぐにメンターを呼んでしまうところでも、自力で調べようとしたり、普段より生徒が前のめりになっているように感じます」
「Tech Kids School【テックキッズスクール】」メンターのコメント
「最初は親がビデオ会議システムの設定をしましたが、2回目以降は1人で受けており、何も問題なく使えるようになっています。メンターさんと子どもだけで対処してくれ頼もしいです」
「Tech Kids School【テックキッズスクール】」受講生小5の保護者
自宅でオンライン学習することで周りに影響を受けず集中できて、何とか自力でやり抜こうとする力がつきますね。
パソコン初心者でも問題なく受講できます。
オンラインのプログラミングスクールは多彩なコース設定や上位コースの設定があります。
Scratchなどのビジュアルプログラミングから、もっと本格的で実践的なことを学習したい場合には変更も可能です。
子どものもっとやりたいに答えられるシステムがオンラインのプログラミングスクールには備わっています。
オンラインスクールのデメリット
- すぐに質問に答えてもらえない場合がある
- 自宅だとだらけてしまう
先生一人当たりに見ている子どもの数が多いスクールではすぐに質問に答えて貰えない場合や、メールでの回答に数時間~数日かかる場合があります。
入会を検討する際には同時に受講する人数を確認しておくことをおすすめします。
自宅だと、色々な誘惑があって集中できない子もいます。
この場合はオンラインの学習には向かないかもしれません。
対面教室のメリット・デメリット
対面教室のメリット
- 自宅の誘惑に影響を受けない
- 即座に先生が様子を見てくれる
- 友達との教え合いができる
お互いに顔をみて受講できるので、困った様子の子を見つけたら先生が適切に声をかけてくれるので安心です。
友達と一緒に学ぶことができるので競い合ったり、助け合ったりすることで自分ひとりでは気付かなかった学びを得ることもあります。
対面教室のデメリット
- 多彩なコース設定や上位コース設定がない
- 送迎が必要
- 他の子との相性が悪い場合がある
Scratchなどの基本的なビジュアルプログラミングではなく、UnityやPythonなどコードを入力する本格的なプログラミングには高度な専門知識を持った先生の配置が必要です。対面ではそれが難しいですが、オンラインでは可能です。
本格的なプログラミングも視野に入れているが、通える所にそういった教室がない場合にはオンラインでの受講がおすすめです。
学習塾でもよくありますが、一緒に受講している子と相性が悪くて学びに集中できない場合があります。
また、遅れをとっているとできる子がやってしまったり、遅いことに劣等感を感じてしまったり。競い合って学ぶ事が苦手な子には不向きかもしれません。
子どもに合った所で学ぼう
オンラインのプログラミングスクールは対面では難しい、多彩なコース設定や上位コース設定があり、子どものもっと学びたいに答えてくれる大きな魅力があります。
プログラミングは数回の体験などで身につくスキルではありません。英語やスイミングと同じように継続して学び、ステップアップして身につくスキルです。
子どもがプログラミングを継続して学ぶには好きな内容で学ぶことが一番。
ハードかソフトをまず選択して子どもの性格や本格的な内容まで学びたいかなど考慮してオンライン、対面を検討して下さい。
こちらの記事も是非参考にして下さい。
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