- 季節の変わり目はいつもよりも肌が荒れやすい
- なぜ、肌が敏感になってしまうの?
- 敏感肌におすすめのスキンケアを知りたい
季節の変わり目は肌にストレスがかかり、荒れやすい傾向にあります。マスクによる摩擦や肌荒れで肌がいつもよりも少し敏感になっている方も多いです。
敏感肌原因と、合うスキンケアを知ることで敏感肌の悩みから脱出できます。
敏感肌ってどんな状態?
敏感肌とは
「敏感肌」という明確な定義があるものではありませんが、皮膚のバリア機能が弱まってさまざまな刺激に対して敏感になっている肌状態です。
敏感肌の症状
敏感肌になると次のような症状ができてきます。
- 乾燥する
- ヒリヒリする
- 赤みが出る
- ニキビや湿疹ができる
- 痒みがある
- 特定の季節で肌荒れする
- 物理的な刺激に弱い
普段使っている化粧品がヒリヒリするといった症状も現れます。
部分的に現れることも。皮膚が薄い、目のまわりや頬は症状が出やすいです。
顔だけにとどまらず、首や頭皮、手足や背中など、全身に現れることがあるのも特徴です。
乾燥肌との違いは?
敏感肌でも乾燥しています。「乾燥肌」は乾燥している肌のことですが、「敏感肌」は何らかの原因で肌トラブルが起きている肌です。
なぜスキンケアが合わなくなるの?
健康な肌状態と、敏感肌の状態を比べてみましょう。
健康な肌状態
表皮の一番外側を覆っている薄さ0.02mmの「角質層」は肌をバリアし、すこやかな肌のためには一番大切な部分。
「角質層」には天然保湿因子(NMF)を含んだ「角層細胞」とバリア機能のために欠かせないセラミドを中心とする「細胞間脂質」がミルフィーユ状にきれいに整列することで、正常な肌状態を保ち、紫外線や菌などさまざまな刺激をはね返し、肌を守ってくれます。
敏感な肌状態
天然保湿因子(NMF)や、セラミドなどの細胞間脂質が減少していきます。角層からうるおいが失われて、肌は乾燥状態に。
角層細胞と細胞間脂質で作られたミルフィーユ構造にすき間ができることで、バリア機能までも低下。ますますうるおいが逃げていくという悪循環に陥ってしまうのです。
バリア機能の低下でスキンケアが合わない
肌が乾燥した状態が続き、刺激に反応しやすい「バリア機能が低下した状態」で、肌に優しくないスキンケアや肌に合わないスキンケアを使うと、刺激を感じたり、肌が赤くなったり、かゆくなったり。
「今まで大丈夫だったのに、合わなくなった」こんなことになります。
敏感肌の原因は?
敏感肌になるのは肌のバリア機能の低下が影響していることが分かりました。その原因は外的因子と内的因子に分けられます。
外的因子
- 乾燥
- 紫外線
- 花粉
- ほこり・ハウスダスト
- 不適切なスキンケア
- マスク
★乾燥
空気の乾燥は肌の潤いが奪われる直接的な原因となるため、特に気をつけるべき項目です。冬の外気だけではなく、夏場はエアコンでの乾燥にも注意が必要です。
紫外線にあたることで肌の保湿を担う成分が「コラーゲン・エラスチン」が破壊されます。肌が乾燥に傾くので紫外線も敏感肌の原因となります。
季節に関わらず乾燥する場面は多くあるので、保湿を重視したスキンケアなどで日々の対策が必要です。
★花粉
バリア機能が低下した肌は花粉やハウスダストなど少しの刺激でもかゆみを感じやすいため、肌を掻いて炎症が起こり、かゆみが悪化するという悪循環が起こりやすくなってしまいます。
★不適切なスキンケア
スキンケアをする際にゴシゴシと強い力を加えるのも、角質層の表皮を傷めてしまう原因になります。
化粧水などを使用した時ピリピリする感覚がある場合は、刺激が強く製品が肌に合っていないかもしれません。合わないスキンケア製品を使い続けると肌荒れの悪化や、アレルギー反応を起こす可能性があるため、早めに使用を中止した方が良いでしょう。
★マスク
今は特に、マスク着用によって敏感になったと感じる人も増えています。
マスクでこすれることによる摩擦刺激。肌表面の角層はめくりあがってしまい、うるおいが逃げる→バリア機能が低下する、ということにつながります。
マスク内で蒸れているとうるおっているように感じてしまい、保湿がおろそかになることも。結果としてうるおいが不足し、バリア機能の低下を招くというわけです。
内的因子
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
- ホルモンバランス
- 年齢による肌の変化
★生活習慣の乱れ
睡眠不足や不規則な食生活などが続くと、肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下し敏感肌になってしまいます。
★ストレス
ストレスを受けると、代謝機能が低下することで、バリア機能も低下し、敏感肌やニキビなどの皮膚トラブルが起こりやすくなります。
★ホルモンバランス
生理前や生理中は女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が少なくなり、肌のバリア機能が低下します。妊娠中や更年期も女性ホルモンの影響を受けてバリア機能が低下。肌が敏感に傾きます。
★年齢による変化
年齢を重ねると、真皮のコラーゲンやエラスチンが減少することで、お肌の水分量や水分を保つ力が低下することでバリア機能が低下して、肌が敏感になることもあります。
敏感肌向けスキンケアの選び方
肌が敏肌になっている時はできるだけ成分がシンプルなスキンケアアイテムを選びましょう。ポイントは4つ。
肌に負担が少ない高い保湿力成分
敏感肌は肌のバリア機能が低下してうるおいが不足しがちな状態です。
元々肌に備わっている天然保湿成分である「アミノ酸類・ヒアルロン酸・コラーゲン・セラミド」が含まれるアイテムがおすすめです。
これらの成分は肌の各層に浸透しやすく、肌への負担も少ないです。
敏感肌対象テスト済
敏感肌の方を対象として使用した際に、かゆみやヒリヒリ感、ほてり、痛みなどの刺激がないかを確認するテストを行ったアイテムを使うことがおすすめです。
「敏感肌対象連用テスト済」、「スティンギングテスト済」と書かれているアイテムは、敏感肌の方が使用前後の状態を比較して刺激を感じなかったことが確認された商品です。
安全性の高さの指標にもなりますね。
肌のバリア機能を守る成分
敏感肌は肌のバリア機能が低下しているので、その機能を守る成分が入っているものを選びましょう。
「アミノ酸」は天然保湿因子で、水分を捕まえ角層まで潤わせる働きがあります。
「セラミド」は水分を挟み込んでうるおいを保つ成分が、「スクワラン・ワセリン」には水分を逃さないように閉じ込めて、うるおいを持続させる働きがあります。
肌刺激のある成分を避ける
バリア機能が低下している敏感肌は少しの刺激でも肌荒れになることがあるので、刺激のあるものは避けましょう。
敏感肌におすすめなスキンケア
敏感肌にやさしいアイテムを厳選して紹介します。以下の3つは先に紹介した選ぶポイント4つをクリアしています。
- オルビス クリアフル
- 資生堂 dプログラム
- ファンケル アクネケア
オルビス クリアフル
抜け出したい乾燥状態に保湿持続型アプローチ。うるおい維持して脱・敏感肌を目指したい方におすすめな敏感肌用保湿スキンケアです。
乾燥を防いでバリア機能を保つのために、肌のうるおいを保持&角層乱れを整えるアミノ酸を配合!
たんぱく質を構成するアミノ酸は、人の身体の約20%を占めていて、異物として排出されにくく、肌に留まってうるおいを蓄えてくれます。アクアニストは3つのアミノ酸を配合することで、肌をいたわりながら健やかに保ちます。
【発酵アミノ酸】
水分を蓄えて乾燥を防ぐ
【植物由来アミノ酸】
肌トラブルを徹底予防
【微生物由来アミノ酸】
肌のゆらぎを加速させない
無油分、無着色、無香料、アルコールフリー、パラベンフリー、界面活性剤不使用で敏感な肌やさしい処方。
アクアニスト詳しくはこちら >>>オルビス アクアニスト
オルビス アクアニストの口コミはこちらをご覧ください⇩
dプログラム モイストケア
資生堂が手掛けるdプログラムは敏感肌用のブランドで、「モイストケア」は乾燥肌用です。
資生堂 敏感肌研究50年の集大成のブランドのdプログラムは、角層深部まで、うるおいを与えてきめを整え、美肌に導きます。
敏感な肌のために低刺激設計で、無香料、無着色、パラベン(防腐剤)・エタノール無添加です。
肌が敏感、ときどき敏感だと感じる方や、敏感肌をケアしながら、なりたい肌に導くケアを叶えたい。そんな方におすすめです。
詳しくはこちら >>>「dプログラム モイストケア」
ファンケル 乾燥敏感肌ケアライン
保湿にはセラミドに着目。
乾燥敏感肌に必要な成分だけを、いたわりながら肌にやさしく届けてくれます。
肌トラブルの悪化スパイラルを断ち切り、ゆらがない、すこやかな肌を目指したい方におすすめです。
【セラミド2】
皮膚に存在するセラミドと同じ構造で、水分保持機能が高く、バリア機能を高める役割も果たします。
【セラミド誘導体】
肌から水分が蒸発するのを防ぎます。
【アセチルヒドロキシプロリン】
肌への浸透性が高い成分。うるおいを保つセラミドの合成もサポートします。
【独自開発のスキンバリア成分】
ラップ効果と保湿効果を併せ持つため、水分の蒸散を防ぎ、水分を蓄え、外的刺激から徹底ブロックします。
肌に負担となる、防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、は徹底して不使用です。
詳しくはこちら >>>「FANCL 乾燥敏感肌ケアライン」
敏感肌はやさしい処方のスキンケアで保湿ケアを
敏感肌は刺激が少ないものを選び、バリア機能を整えるスキンケアをするのがポイントです。
季節の変わり目やマスクで肌荒れが増える時期、少しでも肌の悩みを減らすために、日々のスキンケアで保湿ケアを。
コメント