計算力を鍛えるには公文とそろばんどっちがいいの?
そろばんって古臭い気がするし・・・
小学生から計算力を鍛えることの必要性について
【小学生から計算力を鍛えるべきか】でお伝えしました。
では、計算の習い事の2強、「くもん」と「そろばん」どちらを選ぶべきか悩みますよね。
私は小学3年~6年卒業までそろばんをしてきました。
夫は小学1年~6年卒業までくもんをしていました。
我が子が小学生の頃の周りの状況や、現役大学4年~院2年までの子がどうだったかなどの経験談から、「くもん」か「そろばん」どちらを選ぶべきか、参考にして頂きたいです。
くもん
くもんのメリット
- 校区に1つ教室がある(小学生が歩きか、自転車で1人で通える)
- 宿題があるから毎日トレーニングできる
私立中学受験を考えている子は4年生から進学塾に通うので、それまでに1年生からくもんに通っている子が多い印象です。
くもんのデメリット
- 月謝が高い(東京・神奈川7700円/その他の地域7150円) 2024.4現在
- どんなやり方でも数字があっていれば〇がもらえる(予想で数字を書いても〇になる)
- 先生と相性が悪かったり、うるさい雰囲気の教室だったりすると、やる気をそがれることがある。
「中高生のころは、そろばんをしている子は暗算が速くできてうらやましかった」(40代夫 感想)。
こんなことを言う、くもんを6年間してきた夫ですが、計算力は高く為替計算などは素早くできます。くもんで計算力を鍛えた結果だと思います。
一応、国立 理系学部を卒業しています。
そろばん
そろばんのメリット
- 暗算をそろばんの玉をエアではじく感覚でできる(フラッシュ暗算をしたい子はそれに対応したそろばん学校を選んでください)
- 検定を受けることで「速く正確に」が身につく
- 宿題がない
- 月謝が安い(4000円~/地域によります)
研究室の学生では9人中2人がそろばんをしていました。1級、初段を持っています。
昭和生まれ人間の習い事かと思っていたそろばんですが、今でも計算力を鍛える習い事として君臨しているんだと実感しました。
暗算ができるようになると計算で使う左脳だけでなく、右脳を使う想像力や集中力が鍛えられ、脳全体が発達するとも言われています。
そろばんのデメリット
- そろばん学校が家の近くにないと、親の送迎が必要
- 週2,3回を小学3~6年生までか、それ以上通ってやっと身につく
- 先生との相性が悪いとやる気がなくなることもある
小学低学年で辞めてしまったり、週1でしか通えないとそろばんの玉をはじく練習だけになってしまい、暗算の域にまで達することができません。
実際、私は週3で通っていましたが、検定を受け始めたのは4年生の後半からです。
そのあたりから検定のための練習に入って、「速く、正確に」が身についていったと感じています。
くもんとそろばんどっちを選ぶ?
計算力を鍛えるにはくもん、そろばんどちらもを選んでも良いと思います。
選択決定には家庭事情を考慮するのが一番です。下の表を参考にしてください。
それでも決めきれない場合は、体験をしてみて先生との相性をみたり、実際通っている子の状況を聞いたりして考えてください。
家庭事情 | くもん | そろばん |
私立中学受験する 6年生まで通わせるつもりがない | 〇 | × |
自分で週2、6年生まで通ってほしい | 〇校区に1つあるとして | 〇家の近くにある場合 ×家の近くにない場合 |
暗算を速く正確にできてほしい | △ | 〇 |
月謝を安くしたい | × | 〇 |
「継続は力なり」小学生から計算力を鍛え続けましょう
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