大人になると計算機を使っているから計算力っていらないんじゃないの?
計算力やスピードを鍛えて、子どもの将来にいいことあるの?
現代では計算そのものは計算機や、アプリで事足ります。
実際私も、我が子が小学校低学年のころ、同じ疑問を感じていました。
しかし、我が子の小学校高学年からの学習内容や、
一緒に研究活動をしている大学生の就職活動を見ていると
「計算力は絶対にいる」と実感しています。
将来、どんな仕事をするうえでも計算力は必要です。
小学生から計算力を鍛える必要性についてみていきましょう。
計算が速いと入試に圧倒的に有利
小学生の高学年からの算数、数学は思考問題が増えてきます。
計算をして思考、また計算…。
中学入試、高校入試、大学入試においても計算が速く正確にできないと考える時間がとれません。
計算力は死活問題です!
小学生の高学年からの思考問題に対応するために、低学年から計算力を鍛えることが必要となってくるのです。
さて、三角形のAの角度を求めてみてください。
ここでひっ算をしているようでは計算が少し遅いと認識してください。
就職活動において計算力が問われている
就職活動の道竜門であるWebテストでは、SPIや玉手箱といったものがあります。
どちらも計算力が問われる内容があります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
就職採用に計算力が問われるということは、「計算力が高い人を採用したい」
と企業が考えているためです。
次の項目にもつながりますが、
計算力 高い=ロジカル(論理的)思考力 高い
と言われています。
企業は長年、採用活動をしてきて経験的にこのことが分かっているため、採用試験に計算力を図るSPIや玉手箱を実施しているのです。
就職活動をする前に、少しの訓練で計算力を大きく上げることは難しいです。
入試や検定試験などの目標値を通過する過程で身につけていく力です。
対応できるように早くから計算力を鍛えましょう。
計算力と論理思考はつながっている
計算は順に解いていく作業です。
「この解き方の方が工程が少なく、計算が簡単になるな~」
「この書き方の方が、計算しやすいな~」
こんな工夫も身に付けて計算をしています。
この訓練の中で、物事を順序立てて考える力が鍛えられ、論理的思考力が身についてくるのです。
論理的思考力は、何かを判断するときや物事を効率的に進める時に必要となり、どんな仕事をしていくうえでも役立つ力です。
そのため、採用試験でも計算力を図っているのだと思います。
ITやAIなどの情報社会で活躍できる、理数的な思考を持つ人材を育てる「STEM教育」が各国で重要視されて、日本でも行われるようになってきました。
STEM教育でも必要となる理数脳を鍛えるためにも、計算力は必要です。
まとめ
計算力を鍛えることは、論理的思考力を鍛える第一歩です。
論理的思考はどんな仕事をするにも必要なことです。
計算力は1年で身につくようなものではありません。
単純な計算から、少しずつ複雑な内容になり、積みあがっていく力です。
小学生の低学年から、正確に速く計算できるように計算力を鍛え始めましょう。
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