2020年から小学生も学校授業でパソコンを使うようになり、画像や動画を見るだけではなく文字を入力する場面も多くなってきています。
タイピングの練習って小学生でも必要なの?
いつからさせればいいの?
パソコンを使っていれば勝手に身につくんじゃないの?
日本語のタイピングはローマ字の概念が身につく3年生以上で行うことが良しとされています。
また、タイピングの基礎を身に付けず自己流で文字を打つとタイプミスが多く、速く文章を仕上げることができません。
実際に私がそうでしたが、指の動きを見ながら画面に目をやっているとよく間違うので削除して入力し直す。人差し指を多く使うような入力の仕方なので、スムーズな指の運びではないため本当によくタイプミスをしていました。
しかも、文章の内容をもう一度見直す時間が発生してくるので文章を仕上げるのにとても時間がかかっていました。
こんな私の経験からパソコンを使っていれば勝手にタイピングが身につくなんてことはありません。ですから自ら正しいタイピングを練習しましょう。
現状、社会人でなくてもタイピングが必要となっています。
小学生~高校生、大学生、就活生…あらゆる方がパソコンで文字入力する場面がありますよね。
タイピング練習はいつからする?
年代 | タイピングする場面 | 正確に速くタイピングできないと… |
小中高 大学生 | 課題提出方法が文字入力して送信 | 課題に要する時間が長くなる |
就活生 | 玉手箱やSPIなどネットでの適性検査 | 分かっていても時間切れで正解できない |
社会人 | 仕事で必須 | 仕事が遅いと評価が下がる |
我が子が通う公立の中学校でも、宿題によってはレポートを学校との共有サイトを通じて提出させる形式をとっています。
職場の大学院生がオンラインで適性検査をする様子を見ましたが、制限時間が短いのでタイピングが早く正確でないと不正解になってしまいます。
習字を習っていたようにタイピングも基礎を身に付け、正確に速くタイピングする練習をすることが必要であることが分かります。
先にも言いましたが、ローマ字の概念が身についてから「正確に速くタイピングしたい」と思った時に、小学生でも大学生でも、社会人になってからでも練習を始めて下さい。
タイピング練習の始める方法
ホームポジションを覚える
タイピング練習をしたことのない超初心者の方はまず上の図でそれぞれの指がタッチする文字を覚えます。いわゆる守備範囲です。
- 人差し指ので押す所は水色
- 中指で押す所はピンク色
- 薬指で押す所は緑色
- 小指で押す所はオレンジ色
- 親指で押す所は黄色
次にホームポジションに指を置いていきます。
画面を見た状態で指を見ず、さっとこのホームポジションに指が置けるように何度も練習しましょう。
これが出来るようになったら次に進みます。
母音を覚える
あいうえおの母音の場所を覚えます。日本語入力するには「あいうえお」以外は2文字目には必ず母音の「A I U E O」がきます。
例えば
か き く け こ ⇒ KA KI KU KE KO
母音は使用頻度が高いのでまずここから練習して覚えます。
上の母音のキーボード位置を確認して、
左手小指でA 右手中指でI 右手人差し指でU 左手中指でE 右手薬指でOを押します。
指の色とキーボードの色は同じなので参考にしてください。
実は私、いまだに右手薬指のOが苦手です。
母音を入力してみる
次にワード、エクセル、メモ帳など文字入力ができるアプリを開いて、実際入力していきます。
指をホームポジションにいて、画面を見た状態でAを5回ほど押して、「あ」が間違いなく入力さてていることを確認します。
必ず、ホームポジションから始めて、指を見てはいけません。
それができたら「い う え お」も同様に入力します。
それができたら「あい」を5回繰り返して入力。
次に「あいう ういあ」
次に「あいうえ えういあ」
次に「あいうえお おえういあ」
を5回入力します。
何度も言いますが、指を見ず、ホームポジションから入力します。
この練習はスピードは全く必要ありません。確実に正しい指で入力することが目的です。
この練習が一番大事だと思っているのでなかなか時間が取れない忙しい方は、一日5分でいいので毎日やって下さい。
パソコンを起動して初めの5分でも構いません。準備運動がてら練習してください。
子音を覚える
子音はか行のK、さ行のSなどです。
上の図からどこにあるのか、どの指で押すのか確認してください。キーボードの色と指の色を同じにしているので分かりやすいと思います。
先の「母音を入力してみる」と同様にワード、エクセル、メモ帳など文字入力ができるアプリを開いて、実際入力していきます。
次の文字を5回ずつ入力してみましょう。
「かき きか」
「かきく くきか」
「かきくけ かきくけ」
「かきくけこ こけくきか」
ホームポジションから始めて、画面だけを見てゆっくり正しく指で入力します。
か行ができるようになったら、さ行、た行をと進めてください。
濁音を覚える
濁音は子音と同様です。
が行は「G]
ざ行は「Z」
だ行は「D」
ば行は「B」
になります。子音と同様に練習してください。
小さい文字を覚える
「きゃ きゅ きょ」は「KYA KYU KYO」
「しゃ しゅ しょ」は「SYA SYU SYO」
「みゃ みゅ みょ」は「MYA MYU MYO」
ローマ字の概念があればわかりますね。
「ヴィ」など、ローマ字表にない文字を打ちたい時もありますが、
「LA LI LU LE LO」と母音の前に「L」を付けることで「ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ」と
小さい「あいうえお」が打てます。
初心者向タイピング無料サイト
指を見ず、正しい指で入力できるようになったら、単語を打ってみたり、速く打つ練習をしてみましょう。
ココアの桃太郎タイピング
「ココアの桃太郎タイピング」はホームポジションのキーを軸にタイピングの基礎から練習できます。
ストーリー性があり、進んで行くと徐々に使うキーが増えて難易度がゆっくり上がります。
遊んでも面白い、RPGゲーム性が作り込まれています。
タイピングコロシアム
「タイピングコロシアム」もホームポジションの練習から始めることができます。
ホームポジションの練習ができたら単語入力の正確性とスピードで敵を倒す対戦ゲームになっています。息子が小学生の時に学校ではやっていたようで家でもよくやっていて、かなり早く入力できるようになりました。
絵柄からして男の子受けがよさそうです。
まとめ
基礎である指の動きを覚えることはとても地道で投げ出したくなりますが、身に付けることでタイピングが正確に速くできるようになりますよ。
ホームポジションが身についた方は、単語入力や正確性とスピードを求める中級・上級者向けのタイピング練習おすすめ無料サイトをこちらで紹介しています。こちらで練習してレベルアップしてください。
小学生はホームポジションと正しい指の運びの練習が地道過ぎてやりたがらないかもしれません。
もし、お子さんにプログラミングをさせてみようと考えていらしたら、タイピングの練習もできるスクールを選ぶのもおすすめです。
次のスクールはタイピング練習もできるので参考にして下さい。
コメント